Why Do Fools Fall In Love/フランキー・ライモン&ザ・ティーンエイジャーズ

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1978年生まれの宏美と申します。日常生活において、直感でときめいたことを書き綴っていきたいと思います。どうぞ、よろしくお願いいたします。

アーティストについて

 

 フランキー・ライモン&ザ・ティーンエイジャーズは、アメリカ合衆国の黒人とヒスパニック系(プエルトルコ系)のR&Bやポップスの要素が入ったドゥーワップグループです。初めの頃のメンバーは以下のとおりです。

フランキー・ライモン&ザ・ティーンエイジャーズのメンバー

・ Frankie Lymon(フランキー・ライモン) : lead vocals(上記写真:左から2人目)

・ Herman Santiago(ハーマン・サンティアゴ) : vocals(上記写真:右から2人目)

・ Jimmy Merchant(ジミー・マーチャント) : vocals(上記写真:中央)

・Joe Negroni(ジョー・ネグローニ)  : vocals(上記写真:一番右)

・Sherman Garnes(シャーマン・ガーネス) : bass vocal(上記写真:一番左)

・Jimmy Wright(ジミー・ライト) : production, bandleader

・楽器奏者は不明 : eature double bass, drums, piano, saxophone and trombone  

               

 1954年、ニューヨークのマンハッタンにあるワシントンハイツ地区のエドワード・w・スティット中学校の生徒、シャーマン・ガーネスとジミー・マーチャントはlead vocalsにハーマン・サンティアゴとバリトンのジョン・セダをメンバーに迎え、「Coupe  de  Villes」を結成しました。

12歳のフランキー・ライモン(フランキー・ライモンは、ゴスペル歌手の父親の影響もあって、幼い頃から兄弟たちと一緒にゴスペルを歌っていました。)が「Coupe  de  Villes」に加わって、グループ名を初めは「Ermines」に改名して、その後さらに「The Premiers」に改名しました。

ある日、彼らは練習をしていたら、スカウトマンのリチャード・バレットに彼らの才能を見出され、二ューヨークで有名なジーレコード(レコードに「GEE」の文字が印象的)のオーナーであり凄腕プロデューサーのジョージ・ゴールドナー(彼の才能によって彼がリリースした音楽の多くは、物凄く魅力的であり、1950年代のロックン・ロールの人気を確立する上で彼の存在は外せません。)のオーディションを受けて合格します。

「The Premiers」は初めは、ハーマン・サンティアゴがlead vocalsでした。

ジョージ・ゴールドナーのオーディションの当日、ハーマン・サンティアゴは病気になって、フランキー・ライモンが代わりにlead vocalsを担当しました。オーディションの間、フランキー・ライモンの声が際立っていたので、ジョージ・ゴールドナーの提案によって、その後のlead vocalsはフランキー・ライモンになりました。

ジミー・マーチャントによりますと、「フランキー・ライモンの歌唱力とジョージ・ゴールドナーのプロデュース力により、フランキー・ライモンの最高のパフォーマンスを引き出すことが出来た。」ということです。

1955年、彼らはプロデューサーのジョージ・ゴールドナーによって「The Teenagers」と改名されて、1956年1月にデビューしました。

その後、彼らは1993年にロックン・ロールの殿堂に選ばれました。  

 アイドル的な要素の爽やかなボーイズグループとしてはジャクソン5の先駆けとなりました。

彼らに影響を受けたアーティストは多く、ロニー・スペクター、スモーキー・ロビンソン、ジャクソン5、ダイアナ・ロス、ディビッド・ボウイ、ボーイズⅡメン、山下達郎などがいます。

以下、Why Do Fools Fall In Love、Baby Baby、I’m Not A Juvenille Delinquentの3曲を紹介していきたいと思います。

Why Do Fools Fall In Love

多分、当時のヘイズ・コードの影響だと思われますが、スーツで大人っぽくオシャレした5人✨

曲について

 この曲は、彼らの代表曲です。ハーマン・サンティアゴとジミー・マーチャントが主に作りました。

lead vocalsがフランキー・ライモンになったことによって、フランキー・ライモンは即興演奏をして本人のスタイルに合わせてメロディーを作り直しました。

曲名は当初、「Why do birds sing so gay?」(彼らがガールフレンドからもらったラブレターの一文)の予定でしたが、プロデューサーのジョージ・ゴールドナーによって「Why Do Fools Fall In Love」と名付けられました。日本語では「恋は曲者」と翻訳され名付けられました。

この曲に欠かせない人物は、ジミー・ライトです。彼は制作に携わりバンドリーダーとしてサックスも吹いていました。彼の演奏はアップテンポで爽やかな感じに色気があって魅力的でした。

ザ・ロネッツのヴェロニカ・ベネット(ロニー・スペクター)がWhy Do Fools Fall In Loveに夢中になって、ザ・ロネッツを結成したのは有名な話です。

数多くのミュージシャンに大きな影響を与えたドゥーワップ界の大スターです。

チャート順位

・第6位(ビルボード・ポップ・シングルチャート)

・第1位(ビルボード・R&Bチャート)

・第1位(全英シングルチャート)   

Why Do Fools Fall In Loveはダイアナ・ロスやビーチ・ボーイズ、ザ・ダイアモンズ、フォー・シーズンズ、ボーイズⅡメン、など世界中のアーティストによってカバーされています。

やはり魅力的な曲は国を越え世代を越え、いつまでも人の心に響くものだと思います。

曲のイメージ

 この曲はフランキー・ライモンのガールフレンドからのラブレターをもとに作られた曲で、恋愛のドキドキ感やワクワク感が伝わってくる曲です。

人が恋に落ちるとき理屈ではなく、雷が落ちたり雨が降ったり虹が架かったりするような、偶然のように見えて全ては必然であって恋愛の神秘を感じる素敵な曲です。

曲のイメージとしては次の画像をイメージして下さい。

楽しそうに歌う小鳥たち

雨

抱き合う恋人

恋人たちは時間が経つのを忘れ、気が付けば朝焼けが

動画の紹介

 MCの男性も一緒に曲の前奏と共にリズムを取りながら退場するシーンは、粋な演出でおしゃれで面白いです。

bass vocalsのシャーマン・ガーネスのかっこいいアップに始まり、フランキー・ライモンとハーマン・サンティアゴの二人のアップも可愛らしくおしゃれな感じがします。

ジミー・マーチャントとジョー・ネグローニの二人のパーフォーマンスもかっこいいです。

彼らのステージ衣装(アイボリー色のセーターにTのイニシャルが印象的です。)に蝶ネクタイをコーディネートして、とってもおしゃれで紳士的な雰囲気がします。

 動画:Why Do Fools Fall In Love/Frankie Lymon & The Teenagers (曲の開始時間:2分18秒)

Baby Baby

フランキー・ライモン&ザ・ティーンエイジャーズには青空がよく似合いますね

爽やかな青空がとっても似合います。シャーマン・ガーネス(一番左)が持っている猫じゃらし(エノコログサ)は花言葉のように愛嬌があって遊び心があります♪

曲について

 この曲は数字の数え歌のようなリズムが特徴的です。

初恋の甘酸っぱい感じに爽快感のあるロックンロールラブソングです。

曲のイメージ

 フランキー・ライモン&ザ・ティーンエイジャーズの魔法でしょうか?

恋愛によって胸の鼓動が高鳴るような気持ちも、爽やかな感じで可愛らしい初恋のような世界観です。

澄んだ青空

結婚指輪

抱き合う恋人

次々に押し寄せる波は鼓動のようだ

動画の紹介

 最初に曲の紹介をするDJの男性は、アメリカの音楽業界(主に1950年代1960年代初頭にかけて)の一つの時代を築き上げた伝説のDJアラン・フリードです。

この曲の演出で面白いところは、フランキー・ライモンがシャーマン・ガーネスの後ろに隠れていて、曲の始まりと同時に飛び出して登場するところです。曲の間奏(大人っぽい色気のある演奏が素敵です。ロックンロール感もかっこよくて最高(*‘∀‘)!)のパフォーマンスのダンス(操り人形のような感じがしますが、真相はよくわからないです。)の時、フランキー・ライモンとハーマン・サンティアゴの二人の体の柔らかさに驚きます。フランキー・ライモンによる曲のラストの演出も凄く可愛らしいです。

また、彼らのセーターの後ろのティーンエイジャーズの文字がおしゃれな感じがします。観客の方たちのファッションも1950年代のゴージャスな世界観で素敵です。

 動画:Baby Baby

I’m Not A Juvenille Delinquent

5人の仲の良さが伝わってきます!

曲について

 この曲は直訳すると「私は不良(非行)少年ではない」という曲です。凄くロマンチックな感じがして詩的な世界観です。

フランキー・ライモンは15歳から使用していた麻薬(ヘロイン)の過剰摂取によって25歳の若さで他界します。

 

ただいま編集中です。申し訳ございません。

宏美

 

彼らの背後にあったアメリカの音楽業界の深い闇とは対照的に、パフォーマンスをしているときのフランキー・ライモン&ザ・ティーンエイジャーズはこの曲のメロディのように純粋でキラキラとして輝いています。

曲のイメージ

 本当の僕はとっても楽しくてパラダイスのような感じなんだ。

僕はマイナスな状況でもプラスに変えていけるよ。

雨

僅かに色が異なるアジサイ

雲の隙間から顔を出した太陽

輝く虹

動画の紹介

 bass vocalsのシャーマン・ガーネスの声はとっても渋くてかっこいいです。

彼らのロマンチックな調和のとれた美しいハーモニーにフランキー・ライモンの力強いハイテナー/ソプラノのlead vocalsは圧巻です。

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